「でも、樹里だって」
あたし?
「大樹先輩、樹里に甘いでしょ?」
「へっ!?まっ、まさかそんなことないよ!?」
「なんでそんな慌ててんの。まぁ、優しいからね。それに、樹里は危ないから甘やかせたくもなるし」
なんじゃそりゃ。
「危ない?あたしが?」
「うん、とっても」
そこを真顔で言うなっ!
そんなことないよ、絶対。
「まぁ、早く着替えに行くよ。時間なくなっちゃうから」
ホントだ、結構時間過ぎてる。
「うん、そだね」
話を続けながらもあたしたちは更衣室へ戻り、着替えた後お昼ごはんを食べに校内を回った。