「2-B……ですか?この校舎の2階ですよ」 「ここから行けますか?」 「行けますけど……良ければ一緒に行きましょうか?」 こんな美少女、すぐナンパとかされちゃうよね。 「え、いいんですか!?」 「ハイ、もうすぐ終わるので!」 「1人より複数で行った方が安心出来るもんね」 唯華がニコリと微笑んだ。 その微笑みを見て美少女も微笑んだ。 全てのチラシを配り終えたあたしと唯華は美少女を連れて2-Bへと向かった。 「あ、名前教えてもらっていい?下の名前でいいから」 ふと思ったように唯華が言う。