「樹里ちゃんのせいじゃないよ!大樹が勝手にやったことだし!」





いやいや、元はと言えばあたしが悪いんだ。





「じゃあ仕方ないか、取ってくるわ。ちょっと愛美と待ってて」




「はい、お願いします……」




少ししたあと颯先輩は、大樹くんのジャージらしきものを持ってきた。





「これ、大樹の。」




「ありがとうございます!お2人のおかげで助かりました!」





「いえいえ、早く大樹のとこ行った方がいいよ〜」





大樹くんの友達は、みんな優しいみたいだ。





あたしは、再度お礼を言って来た道を戻った。