「うん、と言いたいところなんだけど、あたしも颯待っとくから結局、一緒なんだよね」





ふふ、と軽く微笑む唯華に癒される。





よかった、唯華が親友で。




唯華がいてくれるから、辛いときも平気。





「じゃあ、一緒に待っとこう?」





大樹くんと颯先輩が来るまであたしたちはずっと話していた。





数分後颯先輩だけがやってきた。




前にもこんなことあったよね。





大樹くんが先に帰ってるの。





「あれ、樹里ちゃん。大樹もう帰ったけど……」





「えっ?本当ですか!?」






しかも、帰ってることまで。