場所に着くと、唯華と颯先輩がいた。




「樹里!よかった、来たんだね」





「うん、バレないからいいって」




大樹くんに誘ってもらえて、そして夏の思い出を作れるなんて嬉しい。





自分でも、こんな思いがあるのはなんなんだろうと思うけど。





「それにしても樹里、可愛い!」




「ありがと唯華〜!唯華も可愛いよ!」




唯華は可愛いというより綺麗だけどね。





まぁ、そんなことは置いといて。




「じゃー、そろそろ行くか」





颯先輩がそう言ったので、あたしたちは別れた。






「うわー、人がたくさん……」