あめだま

チーン




か細い音が小さな部屋に鳴り響く。




「いつもわるいわねぇ。洸大くん。美英も喜んでるわ。」





愛想のよい久瀬のおばさんは僕に話しかけながらオレンジジュースを出してくれた。

その顔にだんだんと増えてきたしわがあの時からの時間の経過を俺にはっきりと刻み付ける。




「ありがとうございます。あの…これ…」



オレンジジュースをありがたくいただきながら差し入れをする。




「あらっ おばさんの好きな富士屋のショートケーキじゃない!ありがとう。洸大君」









「…あの子は…ガトーショコラが好きだったわねぇ」