あめだま

「陵…」



「どうして…どうして…美英は俺のことが好きなのに…俺のもとへ現れなかった?」


「陵も花火大会であの場所に行ったの?」

「…そうだ。でも、あいつは俺のもとに現れなかった。」

「多分。こうなんじゃないかな。」




「洸大…?」



「美英は陵が好きだからこそお前のもとへ現れなかった。でも俺たちはいつまでもいつまでも美英のことを引きずっていた。美英は陵を信じ、俺と榛のことを心配して俺たちの前に現れた。」



「そっか。私もそう思う。美英は心配性だったから。」


「それと、お前…あのアメはどうした?」