「陵さーん?ごはんよー?」





母の声が聞こえた。転寝をしていたらしい。





「誕生日おめでとう。陵さん。」




「…ありがとうございます。」





「どうした、陵。体調悪いのか?」




「ちょっとあなた…」





「あ…あぁ、悪いな。陵。」




「いえ…」








今日は彼女の命日だ。