レクゼシタの黄金の瞳




「…隊長、≪黄金の瞳の末裔は、当主とその次女のみ≫」

シガスは占い師の言った予言を口にすると、一拍おいてから彼女とデューク様を追いますか?と、問う。

「そう…、だな。」

リーンハルトは黒い瞳を伏せると、祈るように呟いた。

「王騎士の3Rと王立騎士団の20人に無期限の王命を下せ。」

「内容はどのように?」

「……王命の内容は、人探し。リヴィランス・ルディアを国王か私に引き渡すことまでが命とする。シガス、お前は国王にその許可を取りに行け」

シガスは「直ちに」と敬礼をし、馬に乗って国を目指し駆ける。


「何故、デュラク様は――…」

リーンハルトのその先の言葉は途絶え、夜の風に溶けて消えた。