Black Beast.


















「 ・・・いいこと思いついた 」




・・・・・うわ。




璃玖の不敵な笑みを見て
俺と拓未は無意識に目を合わせて
首を横に振った。




「 あ~、どうしようかなぁ 」


「 そうだな・・・
  学年が違うから1日中
  一緒に。なんて無理だしな 」




璃玖はやばい。
怖いもの知らずで悪戯好き。
更に顔が広いため情報がとてつもなく早い。




人の情報を聞くなら璃玖が1番だが、
こういう時はその逆だ。




・・・・・絶対危ねぇこと考えてる。
顔が既にそういう顔になってる。