Black Beast.




腕の中で心地良さそうに
寝息をたてる柚菜を見てたら
いつの間にか朝になってるし、
寝ようと思って目を閉じると
シャンプーだか、なんだかの匂いが
俺の眠りを妨げてくる。



おまけに寝返りまで打たれて、
そろそろ理性が崩壊しそうだった。



1回、手出すと
止まらなくなるのが目に見えている。
・・・っつーか、こんな適当なところで
済ませたくねぇ。



女々しいなと思いつつも、
何ヶ月我慢してると思ってんだと
自分にツッコミを入れる。



なんのためにここに来たんだよ。



バカなことを考えるたびに
自分に言い聞かせてきた。



天井を見上げながら夜のことを
ぼんやり考えていた俺の耳に
廊下をバタバタと走る足音が聞こえてきて、
再度、目を閉じた。













「 ─────────玲央くん・・・ッ 」




泣いている柚菜を見て、
くそ、可愛いな。と真っ先に
思ってしまう自分に呆れながら、
俺はそっと、手を伸ばした。