「 ─────────絶対、離さねぇ 」





何食わぬ顔で人を殴るその手は
信じられないほど温かい。





きっと、私は最初から
この人に捕まっていた。





だから、たまに感じる。
噛み付くようなキスに
いつか、私は・・・・















───────食べられるんじゃないか、って。