「 ────────────それくらいにしとけ 」 周りに私たち以外の人がいなくてよかった。 口元に手をあてながら 大きな騒ぎにならないよう心の中で 祈っていると、すずくんの肩を掴んだ手が 目に入った。 「 うるせぇな・・・・離せ! 」 「 大勇! 」 「 はいはーい、すずー行くよー 」 肩を掴んだ玲央くんの手をバシッと 払いのけたすずくんは、キッと 玲央くんを睨んでいた。 玲央くんが溜息交じりに大勇くんを呼ぶと、 軽々とすずくんと抱き上げて、 その人たちから離れた。