「 ・・・どうして、私なの 」 みんなは自分の過去を話しながら ”まだガキだったんだ”と そう言って笑っていたけど、 私は笑って話せるような過去なんて 自分の中には残っていない。 誰にも関わらずに1年過ごして、 影を消して、1人で居たのに。 そんな私を、どうして。 傍に居ることが当たり前になって、 毎日少しずつ私の中に溜まっていた 不安が、爆発した。