=直希side⇒
ベリーと沙姫が教室から出て行くのを見てから、オレはしきりに廊下を確認していた。
一体何の用で・・・というか、授業の前にオレがベリーに呼び出されたとき、その用は聞いている。
沙姫に嫌われているかもしれない。
神妙な目つきで言った彼女に、オレはおもわず吹き出していた。
『はは、沙姫が?なんで?』
『やー・・・、あのね、笑い事じゃないのよ?直希くん、沙姫ちゃんの幼馴染なんでしょ?』
『ん?まーね』
『じゃあ、沙姫ちゃん最近、なにか変わった様子なかった?』
『なこと言ったって・・・オレただの幼馴染だし。別になにも無いと思うけど』
『そう・・・』
そこで会話は途切れた。
たったそれだけ。
それだけのために呼び出されたのかと思うと、なんか肩の力が抜けた。
っていうか、沙姫の話しかしてないし。
なんで沙姫?
ほんと、いっつも生徒大好きだよなー。
いつでもどこでも生徒のことばっか考えてる。
今日だって。
ってことは、オレもその一員なわけ。
この付き合いも、卒業したら即終了・・・なんだろーな。
相当どーでもいい感じで、あっけなく終わりそう。
『まあ、多分だいじょーぶ。沙姫、意外といい奴だし?』
『そ、そうかな・・・?』
なんでこんな密室で、しかも2人きりで、沙姫の話をしてんだよ。
って、ちょっと嫉妬。
そんなこんなで部屋出たら、沙姫がいるわなんか約束してるわで不機嫌条件が揃いつつある今、オレは行くべきか行かぬべきかで悩んでいる。
いや、仲直りしてんのはわかる。
でももし、ベリーの話が本当だったら、それって逆効果なんじゃないかなーと。
だって嫌いな教師に呼び出しされるんだもん・・・。
あ、なんか体育の鈴木の顔が・・・。
心にくすぶっていたそれは次第に膨張し、なんだかいてもたってもいられなくなってきて。
オレは教室を飛び出してしまった。
そうなったらもう、歯止めは利かない。
夢中になって走って、走って。
通りかかった廊下で、大きな音が聞こえた。
窓を通して見える人影に、オレは息を呑んだ。
ベリーと沙姫が教室から出て行くのを見てから、オレはしきりに廊下を確認していた。
一体何の用で・・・というか、授業の前にオレがベリーに呼び出されたとき、その用は聞いている。
沙姫に嫌われているかもしれない。
神妙な目つきで言った彼女に、オレはおもわず吹き出していた。
『はは、沙姫が?なんで?』
『やー・・・、あのね、笑い事じゃないのよ?直希くん、沙姫ちゃんの幼馴染なんでしょ?』
『ん?まーね』
『じゃあ、沙姫ちゃん最近、なにか変わった様子なかった?』
『なこと言ったって・・・オレただの幼馴染だし。別になにも無いと思うけど』
『そう・・・』
そこで会話は途切れた。
たったそれだけ。
それだけのために呼び出されたのかと思うと、なんか肩の力が抜けた。
っていうか、沙姫の話しかしてないし。
なんで沙姫?
ほんと、いっつも生徒大好きだよなー。
いつでもどこでも生徒のことばっか考えてる。
今日だって。
ってことは、オレもその一員なわけ。
この付き合いも、卒業したら即終了・・・なんだろーな。
相当どーでもいい感じで、あっけなく終わりそう。
『まあ、多分だいじょーぶ。沙姫、意外といい奴だし?』
『そ、そうかな・・・?』
なんでこんな密室で、しかも2人きりで、沙姫の話をしてんだよ。
って、ちょっと嫉妬。
そんなこんなで部屋出たら、沙姫がいるわなんか約束してるわで不機嫌条件が揃いつつある今、オレは行くべきか行かぬべきかで悩んでいる。
いや、仲直りしてんのはわかる。
でももし、ベリーの話が本当だったら、それって逆効果なんじゃないかなーと。
だって嫌いな教師に呼び出しされるんだもん・・・。
あ、なんか体育の鈴木の顔が・・・。
心にくすぶっていたそれは次第に膨張し、なんだかいてもたってもいられなくなってきて。
オレは教室を飛び出してしまった。
そうなったらもう、歯止めは利かない。
夢中になって走って、走って。
通りかかった廊下で、大きな音が聞こえた。
窓を通して見える人影に、オレは息を呑んだ。

