Like or Love

席に着いてもらい、二人の笑いの発作が治まるのを待ちながら、兄さんと私でまだ出していない料理をテーブルに運んでいく。

「美味しそう!こんなに沢山食べきれるかしら?」

「全部食べちゃう気?皆の分、残しといてね」

笑いは止まったらしい。
だけどママ、流石に全部は無理があるよ

父さんもどうにか持ち直した

準備を終えた私達も席に着いて、グラスを掲げる

「結婚16年目、おめでとう」

「ありがとう、レイ」

『乾杯』