「アオ、お前って毎年こういうことしてるのか?」

「ううん。こっち来てから。向こうにいるときはさすがに無理があったからね」

日本とアメリカじゃ、物理的に無理か。
時差とかあるし、物を送ろうにも時間がずれたりするから.........無理、だな。うん

「レイ、買い物いくぞ。早くしねぇと二人とも帰って来ちまう」

おもむろに斉藤睡蓮が立ち上がり、アオの鞄を持って言った

「それもそうだね。じゃあねエド、アオイ、ユウイチ」

「まったねー♪」

「ほなな。また今度」

「じゃあな、気を付けて帰れよ」

「うん!また今度! Good bye!」

キラキラした笑顔で斉藤睡蓮の隣まで駆けていく
周りの色んな客がアオを見て頬を染めている。あいつを見てかも知れないが、ほとんどアオだろう。

(浮気じゃなくて安心したはずなのに、なんだ?このモヤモヤ感......気持ち悪りぃな.......)

「さぁ恵堵、用も済んだし、俺らも帰るで。」

「あ、おう」

俺達三人は帰路についた。