Like or Love

「レイの母親と俺の父親は再婚でさ。レイは俺と腹違いの兄妹ってとこかな。名字に関しては俺が青柳を名乗ることを嫌ったから、名字が違うんだ」

「一人だけ名字を変えるなんて出来たんですか？」

「出来るから斉藤睡蓮なんだよ」

そう言ってドリンクを飲む

「ざっくりだけど分かった？」

「ざっくりと理解した」

ああ、それから。そう言って、俺を指差してこう言った

「レイ.は俺の妹だ。だから俺の目が黒いうちはどこにもやらん。しっかり覚えとけよ色男クン♪」

シスコン そういう単語が頭に浮かんできた
隣で悠一が笑いを堪えている。こいつのツボが分からん

「ちょっと兄さん。私の人生なんだから、私が決める。シスコン発言も大概にして。やめないなら今から婚姻届け目の前で書いてあげる」