Like or Love

「気にしなくていいよ。そろそろ芳政先生が来るから」

目の前の状況を楽しんでいるかのような口調で言う。心なしか目も楽しそうに見える

前を見ると、アオイとユウヤ先生が取っ組み合いを始めていた。
アオイの細い脚が先生の脛に当たる
きれいなローキックだが先生にダメージはあまりない

「ねえ、ヨシマサ先生ってだ」

だがその先は続けることはできなかった
いきなり教室前方のドアが勢いよく開いたからだ

そして、まるでオーガ(鬼)のような顔の人が入ってきた。