『無明の果て』

まさか、お昼過ぎまで寝ていて、ジャンクフードを食べてるとは言えない。


と、今までの私ならカッコ付けていただろうが、正直に話した。


そしたら若い女の子達も

「私も~」

と声を揃えた。


男性陣は
「だからか!」

と私達を指差し笑った。


「遊びに行きましょうよ。

なぁ一行」


今日は気分の良い一日だ。

人間、素直ってのが大切だって事を、可愛いい後輩たちに教えてられた。


仕事は大切だけど、それと同じくらい人との関わりも不可欠なものである。


「涼くん達はどんなとこで遊ぶの?」


「こいつはインドアだから、囲碁とか凄いっすよ。

大会とか出てるし。」

「えっ!私も囲碁出来るよ。」


昔少し付き合った人に叩き込まれて、気が付いたら私の方が強くなってた。


「じゃぁ今度、対局ですね。」


運命だ。

なんて もう思わないけど、なんだかイイんじゃないの。



決して、"恋" なんかはしないけど。