「おまたせー。来たよー!」                        「おっ、やっと来たかー遅いじゃないかー」                  「もしかして、その子が桃ちゃん?」「うん!」           一人の男性が言った                                    「ってか、俺まじタイプなんですけどー」                     その人は、私にちかずいてきた。                    「俺、佐々木裕哉18歳裕って呼んでんね。よろしくね。」          「わ、私は浜西桃子17歳だす。」あまりにも緊張しすぎて噛んじゃった。  「だす?おもしろいね桃ちゃん!」あーあ最初から失敗だよ・・・・             私は、顔を真っ赤にした。「このあと、あいてる?」                   「あいてますけど・・・」                      「敬語じゃなくてていいよ。じゃあこのあとどっかいこうか」            「え、え・・・」むこうで舞が、ガッツポーズをしている。            「は、はい」「桃ちゃんもらいまーす。」「またね、裕、桃!」              「どこ行きたい?」「う、海!」「オッケー!」               裕は、ハンドルを大きく回すと私の方を見てにやけた。                 沈黙が続く中、私の心は破裂しそうだった。                    どうしてこんなに、ドキドキするのだろう。                  私は、その時きずいたコレが恋の始まりなんだと。