年下くんとの水曜日。【完】

「あ…いえ…。氷暮さんで、よかったです…」


「そう?」


氷暮は、空人が座っていたイスに座った。



朱音は氷暮をジーっと見ている。


そして、口を開いた。


「氷暮さん…メイク、してるんですか?」


氷暮は少し、顎を引いた。


「ん、そう。わかるかな?ちょっと出かけたから…」


「…それは、空人とですか?」


そう言った朱音の目は、ちゃんとした「女子」の目だった。