年下くんとの水曜日。【完】

─10分後


空人たちがわりと込み入った話しをしているんだという検討をつけながら、

氷暮はページをめくった。



そのとき──


「ん……?」


氷暮は顔を上げた。


朱音の目が開いていることを確認して、

しおりを挟み、立ち上がる。



「氷暮…さん…?」


朱音は小さく呟く。


「…ごめんね、目を開けたときにいたのが空人じゃなくって。空人は今、医師と話してる。」


氷暮は淡々と呟いた。