年下くんとの水曜日。【完】

「……」


空人は言葉が見つからないのか、目を見開いて口を開けたままポカンとしている。



「今…6時半くらいでしょ?売店行こうよ。」


氷暮は本を閉じると、顔を上げた。



空人は胸がドキッと鳴ったのを感じた。


いつものように本に向いて俯いていたから、

いつものすましたイメージでその顔を見た。


そうしたら…目元や口元が輝き、すました表情が加えられて「綺麗」になっていたのだ。


みとれてしまう。