年下くんとの水曜日。【完】

静かにイスを動かし、空人の斜め後ろくらいに座る。


「知り合いなんスか?」


空人からの問いに、氷暮は顔を上げた。


「まあ…そう。」


そして、今日買った本を取り出し始めた。



パラパラと中をめくる。


いつも「イラスト」の人を探していることを、空人は知っていた。


氷暮はたまに表紙買いをし、

「この人が描く本なら、面白い」

とか言っているからだ。