「そうッス…か?」


「うん、そう。まあ、気を取り直してクレープでも食べよっか?」


氷暮が立っていた後方に、クレープ屋があったのだ。


「ずっと匂いがしててさ~」


「…話し変わんの早すぎッスよ…」


空人も、笑い出していた。