氷暮は「当たり前」という顔をして、うなずいた。


「これから…どっか行くの?」


空人は本をしまってから、時計を見た。


「まだ3時前っスよ…そうだな…歩きながら入りたいところに入ります?」


「うん、そうしよう。」



2人は並んで、本屋を出た。