年下くんとの水曜日。【完】

「…何?」


「いや…そうっスよね、うん。先輩がおすすめしてましたからね。」


「…それの何が面白いの?」


「いや…うん、正論返されたなあって。」


「…意味わかんない。」


本当に、意味がわからない。


なぜ今日に限ってしゃべりかけてきたのか。


なぜ今日はいつものように本を読み進めないのか。


なぜ彼は本にしおりを挟まないのか。


氷暮から見た空人は、未知の生物だった。