やはり3年にもなれば、多少のメイク道具などは持っているものだ。


氷暮のこれは、少ない方である。


まあ、氷暮も少女であるため、おしゃれもメイクも好きだった。


氷暮はそこでネイルのことを思いだし、ビンを取った。

そこにはラメが輝く青が入っていた。


それを爪に塗って乾かしてから、上に白でラインを描く。

そしてベースコートを塗り、氷暮は満足気に微笑んだ。