年下くんとの水曜日。【完】

「え…だって、気合い入れろ、って言われちゃったからには。」


「そりゃそうっスね。あーでも…」


空人は不意に、氷暮の顔を覗き込んだ。



「先輩、メイクしたら綺麗になりそうっスよね。可愛いよりも。」


そして、また顔は離れた。


「…意味わかんない。」


「そうっスか?まあ、楽しみにしてますね。」


空人はへらりと笑った。


(なんで空人は彼女がいるのに、簡単にわたしと出掛けられるんだろう…?朱音ちゃんが病院にいるから…?)