年下くんとの水曜日。【完】

「へえ!こっちの方が珍しいっスねぇ。あ、俺は2年3組の樋口 空人っていいます!」


(いや、あんたの名前は聞いてないし…)


「普通に“空人”って呼んでくださいよ、氷暮先輩♪」


「…なん」

「空人って、空の人って書くんスよ。かっこよくないっスか?」


(なんであんたとお近づきになんなきゃいけないんだ…っていう、3文字目さえも言わせてもらえないのか…)


「氷暮先輩?」


氷暮が黙っていたからだろうか。


空人は首をかしげた。