「じゃあ…今週の日曜日でいいっスか?」


「あ…」


氷暮はその日付に、思わず声をあげた。


「え…?何かありますか?その日。」


そこに、空人は反応した。


「あ…違くって…」


(その日……わたしの誕生日だ…)


って言うと、空人のことだ。

何か騒ぎ立てたりしそうだから、氷暮はごまかすことにした。


「いや、なんでもないよ。」