(朱音ちゃんの…誕生日…。わたしに近いのか…)


氷暮は最近行きたかったこともあり、ほぼ即答でうなずいた。


「行く。」


(朱音ちゃんのため、っていうのはなんかあれだけど…プレゼント選び楽しいしなあ…)


それを聞いて、空人は嬉しそうに笑った。


「ホントっスか!?俺、本屋行ってもすぐに見つけられないんで…助かりますわ。」


空人は笑いながら頭を掻いている。