年下くんとの水曜日。【完】

氷暮がまた顔を上げると、なんと彼はカウンターに手をついて、

身を乗り出していた。


顔は興味津々とあからさまに表れている。



「えーと…有坂…氷暮です…」


氷暮は思わぬ行動に、うろたえながら答えた。

いや、勢いに圧された感じだ。


「ひぐれ!?珍しいっスね!日が暮れるって書くんっスか?」


彼はまた、目を輝かせて訊いてくる。


(なんだ…こいつ?)

氷暮は驚きつつも、やはり勢いに圧倒されて答えていた。


「いや…氷に、暮れるって…」