「うん、わたしも、空人が好き。」





氷暮は笑った。


心からの笑顔。





「っ………」


空人は口をパクパクとさせている。


言葉が見つからないようだった。



「空人。」


氷暮は呟くと、カウンターから出た。


空人の前に立つ。