年下くんとの水曜日。【完】

「えっ?」


氷暮の目は見開かれるばかりだった。


空人は顔を赤くした。


「だからっ…俺、先輩が好きなんスよ…!」



そうやって赤面しながら言う姿がなぜか愛しく思えて。


でも……



「朱音ちゃん、は…?」


空人は迷いもなく、それに答えた。