年下くんとの水曜日。【完】

「…うん、行ってくる。ありがとう。」


「ううん。」



空人は素早く履き替えて、走っていった。


その背中が見えなくなるまで、朱音は微笑んでいた。



そして見えなくなった瞬間に……


涙が、頬を伝った。



「これでよかったんだよね……」



そして、くしゃくしゃになった紙と、携帯を取り出した。




「……もしもし、須崎…?」