年下くんとの水曜日。【完】

「わたしはっ…空人が好きなのに…!なんで氷暮さんの方に行っちゃうの!?」


空人は驚きもせず、それを予想していたかのように、眉を下げた。


「朱音……落ち着いて」


「落ち着けるわけないじゃない!じゃあさ、空人…氷暮さんは…?」



泣きすがるような目を、空人に向けた。


空人はひとつ息を吐くと、真剣な目で、

はっきりと言った。