年下くんとの水曜日。【完】

その目は真剣で、どこか優しそうな雰囲気をたたえていた。





「朱音は、大切な幼なじみだよ。家族みたいな存在。」



ニコッと笑った。



「もぅ、無理だよ…」


朱音は小さく呟いた。


涙が溢れそうになった目を、空人に向ける。