年下くんとの水曜日。【完】

「違う。空人待ち。用事があるんだって。」



須崎はなぜか、朱音の隣に座り込んだ。


「あれじゃない?先輩のところ。」


「んなわけ…」


そこではたと、朱音は考えた。


(今日は水曜日…いつも空人が図書室に行っている日…)


不安が胸をしめつける。



そんな朱音を見てか、須崎は紙とシャーペンを取り出した。