年下くんとの水曜日。【完】

無理かもしれない、っていうのは知っている。


でももう、止められそうになかった。






「俺は彼氏になれますか?」





「………っ」


氷暮は驚きすぎて、声が出せなかった。



すると空人は顔を赤くして、ドアまで駆けた。


ドアを開けてから振り向き、呟く。