年下くんとの水曜日。【完】

「で、氷暮先パーイ、今なんの本読んでるんスかー?」


氷暮はため息をつくと、メモ帳を取り出して、ペンで文字を書き始めた。


それを持って、本に指を挟んで、ドアに向かった。


「おっ?」


氷暮が突き出したメモ帳を珍しそうに見ながら、空人は嬉しそうに笑った。


「これは、図書室にないけど」


氷暮は持っていた本を振った。


「同じ作者のその本なら、図書室にあるから。」