年下くんとの水曜日。【完】

少し自信がついていたはずの気持ちが

しぼんでいくのが自分でもわかる。


「そっか…よかったね。」



しばらく、沈黙が流れた。


それを破ったのは空人だった。


「先輩…何やってたんですか?」


カウンターの上に盛大に並べられた辞書や和英辞書などを見ている。