年下くんとの水曜日。【完】

朱音は逃げるように、プレゼントが入った袋を持って

教室に戻った。


席に座り、プレゼントを袋に戻す。



(ゲーセンは前行ったから…ある景品が一緒になっちゃうんだよね…

須崎と行かなければよかった…)



「何それ?あ、樋口からの誕プレ?」


声がした。

朱音はパッと顔を上げる。


そこには案の定、須崎がいた。