(カフェもゲーセンも、前に行った……しかも須崎と…)


朱音は頭を振った。


(何でこんなときにあいつが出てくんのよっ…!)



「朱音…?ゲーセンとかはどうかな?」


空人が優しく微笑んでいた。


朱音はパッと顔を上げ、笑った。


「うん、いいと思う。でも、放課後までに考えとくね。ありがとう。」


「うん、そう?」


「じ、じゃあね!」