朱音は空人を見上げた。


「ううん、空人からなら何でも嬉しいよっ!」


「そう?良かった。あとさ…」


空人は優しく、微笑んだ。


「帰りにどっか寄らない?」


朱音はパアッと顔を輝かせた。


「いいの!?」


「うん、誕生日だから。」


「やったぁ!じゃあ…」



朱音はどこに連れていってもらうかを考えた。


その瞬間、笑顔が固まる。