「ありがとうっ。」


すぐに不安はどこかへ吹き飛んでいった。



朱音はワクワクしながらその袋を開ける。


そこには、本と箱が入っていた。


(本………?)


朱音はまず、本を取り出した。


それは、朱音の好きな作家さんの新刊だった。


「わあっ…」


ちょうど欲しいと思っていたものが、

空人からのプレゼントに入っている。