年下くんとの水曜日。【完】

するとまた、目を止めることになる。


「あ!ほら、ウワサをすればなんとやら!空人くんだよ~」

「あぁ、これが!?ホントだぁ、かわいい顔してるね~」

「いや…俺、あの、違う人に用事があって…」

「えー、誰ー?」


氷暮は本を読み続けた。

というのか、いいシーンだからだ。



「氷暮先パーイ!」


すると、大声で名前を呼ばれた。


(名前に先輩づけは…あいつしかいないよなぁ…)


氷暮はのろのろと顔を上げた。