年下くんとの水曜日。【完】

「わたしたち…付き合ってるよね…?」




空人は目を見開いていた。



そこで朱音は、不安な気持ちが倍増したのがわかった。


「え…?それって…」


「…っ…」



朱音は耐えきれなくなって、空人の制服の裾を掴んだ。


「やっぱいい!聞かなかったことにして!」



「……」


空人が困ったような顔をしている。


こんなはずじゃなかった。