年下くんとの水曜日。【完】

「…岡野さ、入院してたじゃん。で、最近戻ってきたでしょ?そのときに何か樋口と進展したのかな~って思ってたけど。
なんか岡野は焦ってるみたいだったし。」


「…わかるかなぁ?」



朱音はうつむいた。


「いや…樋口があっちに行った、みたいな感じかな?」


「…それじゃあダメなの。」


「うん、知ってる。」


「あんたが知ってるわけないじゃない。」


「何で?」


「…それはこっちのセリフよ。」